アテネの入場券売上率は6大会で最低
29日に閉幕したアテネ五輪の組織委員会は30日の記者会見で、入場券の総販売実績が358万1080枚になったと発表した。販売予定総数530万枚の68%で、ここ6大会では最低の売上率となった。
商業主義が取り入れられた1984年ロサンゼルス五輪以降、これまでの最低は88年ソウル五輪の75%(440万枚予定で330万枚販売)だった。シミチェク常務理事は人口が1000万人強のギリシャが、5000万人に近い韓国のソウル五輪よりも多く売った点を指摘し「満足している」と話した。
アンゲロプロス組織委会長は、大会を覆ったドーピング(薬物使用)禍について「ごく少数の個人の行為で、この大会に限ったものではない」と話し、大会そのものは「一点の曇りもなかった」と大成功を強調した。
[2004/8/30/21:28]
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