日本、史上最高の健闘!メダル最多37個獲得
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アテネ五輪閉会式での1シーン |
アテネ五輪で、史上最多となる513人の選手団を送り込んだ日本は、各競技で大躍進を遂げ、史上最多37個のメダル(金16、銀9、銅12)を手にした。柔道、レスリングなど女子格闘技でのゴールドラッシュ、競泳、体操などお家芸の復活。メダルをめぐるる涙と笑顔のドラマが、猛暑の日本列島に熱い風を吹き込んだ。
「お家芸復活」。大会中に何度も繰り返された言葉だ。象徴的だったのは体操男子団体の金メダル獲得。ジュニア指導から見直し、体操界が一丸となって復活を目指して奮闘した結果、76年モントリオール大会以来の団体優勝を勝ち取った。レスリングは88年ソウル大会以来の複数メダルで伝統を守った。
また、女子の活躍が日本のメダル量産に貢献。今大会から採用されたレスリングでは、金2、銀1、銅1と4階級すべてでメダル奪取し、シンクロでは、デュエットとチームでそれぞれ銀メダルを手にした。ソフトボールは金こそ逃したが、銅メダルを獲得した。
20年ぶりのメダル獲得となったアーチェリー山本の銀。伏見・長塚・井上が出場した自転車男子チームスプリントの銀、男子レスリング13大会連続メダルを決めた田南部と井上の銅なども、日本のメダルラッシュに大きく貢献した。
108年ぶりに五輪発祥の地で行われた戦いは、幕を閉じた。だが早くも、4年後の北京五輪に向けて、新たな戦いが始まっている。

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