「生字幕放送」聴覚障害者に好評
アテネ五輪中継にNHKが本格導入した「生字幕放送」が聴覚障害者の間で好評だ。アナウンサーの実況が字幕で読めるからで「臨場感がある」「五輪放送はこんなににぎやかだったのか」とテレビ観戦に熱中する人が目立っている。
ライブ感あふれるNHKの生字幕放送は、開会式のほか、男女の柔道、野球など7競技で実施。専用チューナーを付けたテレビか、地上デジタル放送に対応したテレビで見られることから視聴機会が広がった。
NHKによると、「これまで妻の手話通訳付きで見ていたが、一人で楽しめるようになった」(福井県の30代男性)「聴覚障害者の夫婦ともども夜遅くまで楽しんでいる」(大阪府の60代女性)などといった声が寄せられている。
聴覚障害者らで運営するCSのテレビ局、CS障害者放送統一機構も今回初めて、五輪競技を中継する民放やNHKの8番組に生字幕や手話を付けて放送。全国で約4千の専用受信機が設置されているという。
全日本ろうあ連盟の大杉豊・本部事務所長は4年後の北京五輪も見据え「生字幕放送はようやく第一歩を踏み出したところ。全番組に字幕や手話通訳を付けてほしい」と話している。(共同)
[2004/8/20/17:09]
|