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マラドーナ2世テベス株急騰/男子サッカー
<アテネ五輪男子サッカー:アルゼンチン3−0イタリア>◇24日◇準決勝◇アテネ
男子準決勝が24日行われ、アルゼンチンが2大会ぶり3度目、パラグアイが初の決勝進出を決めた。アルゼンチンはマラドーナの後継者といわれるFWカルロス・テベス(20=ボカ・ジュニアーズ)が先制点を含む全得点に絡む大活躍。3−0と欧州王者イタリアに圧勝し、初の金メダルへ王手をかけた。
アルゼンチンの先制点は「マラドーナ2世」テベスから生まれた。前半16分、相手のクリアボールを右足でジャンピングボレー。得点王争い独走の今大会7点目は、抜群のボディーバランスから放たれ、ゴール左へ突き刺さった。後半24分にはL・ゴンサレスの追加点を演出し、同39分にもM・ゴンサレスのダメ押し点をアシスト。「僕たちはいいチームだし、金メダルを獲得できると思う」。新星が全得点に絡み、欧州王者を粉砕した。
昨年のリベルタドーレス杯で頭角を現した。8試合5得点を挙げ、ボカ・ジュニアーズの優勝に貢献。168センチ、67キロと小柄だが、強じんな肉体からの華麗なプレーは往年のマラドーナを連想させる。82年W杯スペイン大会でマラドーナをマンマークして完封しているイタリアのジェンティーレ監督も「彼が素晴らしい選手だということに異論をはさめる人はいない。エクセレント」と脱帽するしかなかった。
欧州リーグのスカウトたちも熱視線。中でもバイエルンが候補筆頭としてテベスどりを狙っている。昨年約13億円、約19億円で2度オファーしたが拒否されている。当時、ボカ・ジュニアーズのジダーリ副会長が「2200万ドル(約24億2000万円)なら考えてもいいが、夏までは売らない。少し待てば倍も望める」と話したが、今大会では1得点ごとに「商品価値」を上げ、同副会長の発言も現実味を帯びてきた。
残りはパラグアイとの決勝。チームメートのキリゴンサレスは「テベスはチームに欠かせない存在。準決勝までのようにプレーしてほしい」と期待。マラドーナ2世がアルゼンチンに初の金メダルをもたらす。
[2004/8/26/09:06 紙面から]
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