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為末1台目倒し準決敗退/陸上

為末は決勝進出を逃し無念の表情を浮かべる(撮影・宇治久裕)

<陸上>◇24日◇男子400メートル障害◇準決勝

 また風に泣かされた。男子400メートル障害の為末大(26=APF)が2次予選2組で48秒46の3位に終わり、決勝進出を逃した。1台目のハードルを越える際に突風が吹き、バランスを崩したのがすべてだった。終盤の「根性の粘り」も届かなかった。前回シドニー五輪でも9台目のハードルで突風にあおられて転倒した。為末の五輪には不運がつきまとう。

 五輪の魔物にロケットスタートを阻まれた。為末が珍しく1台目のハードルを倒した。「ゴーッと耳に聞こえる横風。シドニーと同じ原因で敗退するなんて情けないです」。条件は誰も一緒だ。だが、170センチの小さな体だけに、上体が押し戻されてしまった。「踏み切りの位置が遠くなってしまった」。前回大会は9台目に転倒し、悔し涙を流した。五輪に再び試練を与えられた。

 48秒46は今季自己ベストだった。体の仕上がりは完ぺき。1次予選も流して48秒80と自分の想定したドンピシャリの記録で通過した。だが、序盤からいけるところまで全力疾走が為末のスタイル。1台目のつまずきは最後まで響いた。決勝進出ラインを48秒20台と想定し、その記録で走るつもりだった。記録の読みは当たったが突風は計算外。結果は2組3位で自動的に決勝に行ける上位2人に入れず、タイムでも0秒22足りなかった。そして、このレースが為末の人生まで変えた。

 レース後に突然、打ち明けた。アテネで納得の結果を残せれば「北京はやらなかったかもしれない。セカンドキャリアのことも考えていましたし」。最近、まだ辞めたくないのに引退せざるを得ない選手を身近で数多くみてきた。スポーツバーなどの飲食店を経営し「少しでも陸上界の土台を支えるビジネスをしたい」と夢みていたのだ。

 「これでグラウンドから離れられなくなりました」。今大会では外国勢のレベルの高さも痛感。08年北京までの4年のうち1年はハードルを離れ、徹底してスプリント力を磨く必要性も感じた。01年世界陸上で銅メダル獲得の快挙も、昨年は極度のスランプも経験。原因をハングリーさの欠如と判断し、大阪ガスを退社、あえて結果がすべてという厳しいプロの道を選んだ侍ハードラー。悔しい敗退を糧に、再びイバラの道を歩む。【牧野真治】

[2004/8/26/09:06 紙面から]

写真=為末は決勝進出を逃し無念の表情を浮かべる(撮影・宇治久裕)



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