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豪戦は松坂!長嶋ジャパン24日準決勝
頼むぞ、松坂−。野球の日本代表がきょう24日、準決勝で豪州と対戦する。先発には西武松坂大輔投手(23)を起用し、必勝態勢で臨む。17日のキューバ戦に先発し、ライナー性の打球を受けた右腕も回復し、万全の状態。1次リーグで唯一の黒星を付けられた相手にリベンジを果たし、金メダルに王手をかける。
1つの勝敗がメダルの有無、色を左右する。豪州との準決勝はまさに運命の十字路だ。長嶋ジャパンの行方はこの男に託す。松坂が静かに決意を明かした。「どんな形でも、勝てるピッチングをしたい。いろんな人のためにも、勝たないといけない」。最終調整は球場近くの練習場で行った。決勝に先発予定の和田を相手にキャッチボール。短距離のダッシュを繰り返した。リラックスした表情。燃え上がる闘争心は決戦当日まで隠した。
できる限りの努力はした。17日のキューバ戦、モロに打球を右腕に受けた。試合後は1時間置きに、アイシング。翌日から2日間は「マイクロカレント」という機器で治療した。個所に微弱電流を流し、血液の循環を良くした。細胞を活性化させ、新陳代謝を促進。「腫れはひどくない。治りが早かった。投球には問題がない」と河野トレーナー。今も赤く打球の跡が残るが、松坂も「多少痛みはあるけど、大丈夫です」と回復をアピールした。
22日には「カナダ−豪州戦」を自ら偵察した。城島、相川と並び、ネット裏の最前列から熱心に見つめた。勝者がキューバ、敗者が日本。準決勝で相手が決定する一戦で豪州はニルソン、ゴンザレスの主力2選手を先発から外した。予選で撃破した日本の方が組みやすい。挑発的なさい配に日本側も敏感に反応した。中畑ヘッドコーチは「必ずリベンジしてやる」と言えば、高木守備走塁コーチも「こっちにもプライドがある」と続いた。もちろん、松坂も黙ってはいない。「負けた相手なので、勝ちたい。しっかり(ボールを)見て、振ってくるイメージはない」。豪州打線の粗さが目につき、恐怖心は感じなかった。
松坂のシドニー五輪は韓国との3位決定戦で敗れ、終わった。アテネの戦いはまだ終わらせるわけにはいかない。その右腕で金メダルに王手をかける。【田口真一郎】
[2004/8/24/09:52 紙面から]
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