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杉山・浅越組、銅逃す/女子テニス
<アテネ五輪:女子テニス>◇21日◇女子ダブルス3位決定戦
84年ぶりのメダルはならなかった。テニスの女子ダブルスで杉山愛(29=ワコール)浅越しのぶ(28=NEC)組が、3位決定戦でパオラ・スアレス(28)パトリシア・タラビーニ(36)のアルゼンチン組にストレートで敗れ、銅メダルを逃した。20年アントワープ大会で熊谷一弥が単複で銀メダルを獲得して以来のメダル獲得はならなかった。
84年の歴史は、やはり重かった。快挙を目前にしながら、杉山、浅越の手からメダルは逃げた。準決勝で完敗したが「最後だから元気にプレーしたい」と2人は誓い合った。しかし、その思いも、コート上で実を結ばなかった。
メダル獲得のチャンスは何度もあった。しかし、その度に、足踏みが続いた。杉山のシングルスは、メダルに絡む準決勝を前にして敗れた。このダブルスも準決勝で敗れ、メダル確定は3位決定戦に持ち越しとなった。これが最後のチャンスだった。しかし、それだけに重くプレッシャーは2人にのしかかった。
ダブルス世界1位にもなった杉山の安定性と、浅越の思い切りの良さで勝ち上がってきた。準決勝では相手のスピンの利いたくせ球に押されたが、コンビ自体は悪くなかった。しかし、残り1勝が遠かった。
29歳の杉山、28歳の浅越にとって、4年後の北京はないであろう。欠場を表明していた杉山が出場に踏み切ったのも、メダル獲得の最後のチャンスだと思ったからだ。「最後の五輪。だから丸ごと楽しみたい」。2人とも過去2大会では、五輪のために特別な準備などしなかった。
しかし、今回は2人で1年ぶりにコンビを組んだ。前哨戦3大会に出場するなど準備万端で最後の五輪にかけた。直前の4大大会に次ぐ規模を誇るロジャース杯では優勝し波にも乗っていた。しかし、その思いも勢いも、最後の最後で届かなかった。
[2004/8/22/08:43 紙面から]
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