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柴田ビックリ金!女子自由形史上初/競泳

女子800メートル自由形で金メダルを獲得し喜ぶ柴田(撮影・野上伸悟)

<アテネ五輪競泳:女子800メートル自由形決勝>◇20日

 日本競泳界の歴史が変わった。22歳の柴田亜衣(鹿屋体大)が、女子800メートル自由形で金メダルを獲得した。序盤から勢いよく飛び出し、最後の50メートルで逆転。最後までスタミナが切れることなく8分24秒54の好タイムで自由形で日本女子初のメダルを手にした。競泳日本女子の五輪金メダルは92年バルセロナ大会200メートル平泳ぎの岩崎恭子以来で史上4人目。日本競泳陣は最終日を前にして戦後最多7個のメダルを獲得した。

 速い、強い。全国的には無名だった柴田の泳ぎが、日本女子競泳界に革命をが起こした。日本女子初の自由形メダリスト。しかも、その色は最高にまぶしい金色だった。歴史に残るレースに、スタンドから大声援が起きた。

 一番驚いたのは、本人だった。「自分でもまさか金とは…。びっくりです。みんな(日本勢が)すごいメダルラッシュで、流れに乗れて良かった。すごいうれしい。夢が叶いました」。勝利の瞬間、ガッツポーズした。そして八重歯をのぞかせて、日本応援団のスタンドに手を振った。

 準決勝トップのマナドゥが先行した。前半は3、4番手で我慢した。「となりのマナドゥ選手の腰のあたりに付いていけば」。残り100メートルで並びかけ、残り30メートルで抜いた。頭一つ飛び出し、しっかりとリードを守った。誰よりも早くゴールタッチした。これまで、日本女子の体力では世界に勝てなかった。その歴史を、柴田が金メダルでくつがえした。

 泳ぐたびに記録を縮めてきた。4月の日本選手権は800メートルで30秒、400メートルで15秒も自己記録を更新した。一日20キロも泳ぐ男子並みの練習量は不可能を可能にした。今大会の400メートルは予選、決勝とも自己ベストを出して5位。「絶好調」と、気後れもせずに競泳を楽しんでいた。

 徳島・穴吹高時代は部員不足で1人で練習した。それが鹿屋体大に進学して環境が整った。昨年世界選手権に出場。その10月、鹿屋体大の田中孝夫コーチと五輪計画を話し合った。70〜80年代、多くの日本記録保持者、代表選手を育てた同コーチからは「選手生命が絶たれるかもしれないが、オレに命を預けるか」と言われた。地獄の練習への入り口だった。酸素の薄い高地で呼吸制限。11回手をかいて1回息継ぎなど、きつい練習を続けた。

 6月の欧州GPローマ大会800メートルでは、目標の山田沙知子に初勝利した。今大会も全レースで山田に勝ってエースの座を奪い取った。高校3年の総体で初めて決勝に進出した選手が4年後、五輪の金メダルを獲得した。夢をその手でつかみ取った。

[2004/8/21/09:19 紙面から]

写真=女子800メートル自由形で金メダルを獲得し喜ぶ柴田(撮影・野上伸悟)



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