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体操実況も金メダル!NHK刈屋アナ絶叫
「伸身の新月面が描く放物線は、栄光への懸け橋だ!」。アテネ五輪体操男子団体決勝を実況したNHK刈屋富士雄アナウンサー(44)が叫んだ。金メダルを目前にした日本チームの冨田洋之が最後の鉄棒に臨んだ場面。28年ぶりの金メダル決定後には「日はまた昇りました」とたたえた。17日早朝、体操日本の28年ぶり快挙は、テレビの前の視聴者を興奮の渦に包んだ。
冨田がフィニッシュに入ろうと勢いよく鉄棒を回っている時、刈屋アナは冨田の着地を待ちきれないように声を上げた。「伸身の新月面が描く放物線は、栄光への懸け橋だ!」。
午前5時39分。着地が見事に決まると、刈屋アナの語り口は興奮したものになった。「勝った、勝った、勝った! 勝ちました。勝ちましたニッポン」。電光掲示板に日本の得点が表示され、金メダルが確定すると「体操ニッポン、日はまた昇りました」と絶叫した。
表彰式では「オリンピック発祥の地アテネ、その真ん中に日の丸が上がりました」と感無量のコメント。解説の小西裕之氏(ソウル五輪体操男子団体銅メダリスト)が号泣しているのを見て「小西さん、どうぞ泣いてください。小西さんの目から大粒の涙が出てきました」と話した。
刈屋アナは、83年にNHK入局。現在は主に大相撲の実況を担当し、局内では早大ボート部出身のイケメンアナウンサーとして知られる。これまでアトランタ、シドニー五輪で実況を担当し、今回は夏冬通算6度目の「五輪出場」。今大会では、体操のほかに、ボートなどの実況も予定している。
アテネ出発前には「極限状態に見せる人間のドラマをしっかりとらえてお伝えしようと思います」と話していた。ちなみに「栄光の架橋」はゆずが歌うNHKの五輪テーマ曲のタイトルでもある。
午前0時すぎから明け方まで放送されたNHKの五輪中継の平均視聴率は、この時間帯としては異例の9・4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。占拠率は41・5%に達した。体操男子の28年ぶりの快挙は、視聴者を明け方までテレビの前にくぎ付けにした。同局の視聴者センターには「刈屋さんの実況は非常に良かった」「名ぜりふだった」などといった声が寄せられたという。
[2004/8/18/08:44 紙面から]
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