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日本、男子団体予選1位/体操
<体操>◇15日◇男子団体
28年ぶりの金メダルが見えた! 男子体操で、昨年の世界選手権団体銅メダルの日本は、強豪の米国、中国を抑え、予選をトップで通過した。今大会代表最年少の中野大輔(21=九州共立大)が、3種目で種目別決勝に残る高得点をたたき出して引っ張った。冨田洋之(23=セントラルスポーツ)米田功(26=徳州会)も安定した演技で、72年ミュンヘン大会以来の予選トップに貢献した。個人総合、種目別決勝進出者も決まった。
代表6番目の男が、大舞台で最高の演技を見せた。代表選考会で最後に滑り込んだ中野が、出場した4種目中、3種目で平均9・725点をマークした。「試合前は緊張したが、五輪だから力が出たのかも」。大舞台になればなるほど燃える男が、日本を首位発進に導いた。
圧巻だったのは、最も得意とする平行棒だ。まったくミスのない演技を徹底した。最後は後方屈伸2回宙返り下りをピタリと決めた。切り札でスーパーE難度の月面宙返りを封印する余裕。それでも、種目別トップの9・8点をたたき出した。
5月の代表選考会では個人総合7位。種目別のポイント加算で、ようやく代表6枠入りを果たした。7月の国内最終合宿ではミスが続出。団体決勝を想定した試技で平行棒9・4点、床では8・350点で演技した4人の最下位に終わった。加納監督からは「(中野で)本番の団体決勝は終わった」と厳しい言葉を浴びせられた。しかし「しょうがない。必ず本番の予選で見返して、団体決勝に残る」と天性の明るさで乗り切った。
体操は好きだけど、体操競技は嫌いと公言する。中野にとっては体操は遊びの延長だ。点数で判断される競技は肌に合わない。派手好きで、リスクの高いスーパーE難度に挑戦するのも、それが理由だ。「自分だけの技を追求するのが最高。体操は楽しいもの」。イチかバチかの挑戦が、中野の真骨頂でもある。
若い力だけではない。全員が得意種目で実力を発揮した。ミスも出たが、それを補って乗り切った。中野、水鳥の若さが引っ張り、中堅の冨田、米田、鹿島がまとめ上げ、ベテランの塚原が締める。力強く団結した「体操ニッポン」が、復活ののろしを上げた。
[2004/8/16/09:34 紙面から]
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