ハンガリー五輪委会長、アヌシュを弁護
アヌシュに代わってIOC規律委員会に出席したハンガリー・オリンピック委員会のシュミット会長だが、疑惑を晴らすことはできなかった。
「アヌシュは五輪期間中に3度も検査を受け、うち1度は血液も採取された。検査後24時間待ち、表彰も受けてハンガリーに帰った。帰国後の所在も伝えていた」と潔白であることを強調。その上でドーピング再検査を拒否したのは「オーストリア側の警察署に行くよう指示されたためだ。なぜ違う国の警察に行かねばならないのか」と話した。
アヌシュが規律委を欠席した理由を「医者から止められた。彼は犯罪者のように扱われ、心理的なダメージが大きい」と説明。金メダルがはく奪された場合は、スポーツ仲裁裁判所(CAS)に訴える考えも示していたが、理事会終了後は一転して「ノーコメント」を貫いた。
[2004/8/29/22:41]
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