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ハンマー投げアヌシュ、金はく奪へ

 アテネ五輪陸上男子ハンマー投げで優勝したアドリアン・アヌシュ(ハンガリー)が、国際オリンピック委員会(IOC)から求められていたドーピング(薬物使用)再検査を、期限までに受けなかったことが27日、分かった。アヌシュの代理人は共同通信に対し「アヌシュは金メダルを失うことを理解したうえで、再検査を受けなかった」と述べた。IOCが検査拒否と認定すれば、アヌシュはドーピング違反に問われ、金メダルをはく奪される。2位だった室伏広治(ミズノ)が繰り上がり、金メダルを獲得する可能性が高まった。

 アヌシュはオーストリア国境付近の指定場所にハンガリー時間の同日午後4時(日本時間同11時)までに出頭し、再検査に応じるよう要請されていた。ハンガリー通信によると、アヌシュは姿を見せず、待機していた検査官は退去した。

 ハンガリー・オリンピック委員会のシュミット会長は「アヌシュが期限までに、新しい尿検体を提出できなければ、金メダルを失う」と話していた。アヌシュの代理人は「彼は、薬物疑惑報道で精神的に参っており、とても再検査に応じる状況ではなかった」と説明した。

 アヌシュは22日の決勝で83メートル19を投げ、室伏を28センチ差で抑えて優勝した。アヌシュの同僚で、同じコーチの指導を受けている男子円盤投げ優勝者、ローベルト・ファゼカシュが、検査で尿検体の提出を拒んで金メダルをはく奪されたことなどから、IOCはアヌシュの再検査を決定。日本オリンピック委員会(JOC)も詳しい調査を要請していた。

 IOCは、アヌシュが検査で検体をすり替えた可能性も含めて、再検査で確認するとしていた。アヌシュが違反に問われれば、IOCは規律委員会、理事会で処分を検討することになる。(共同)

[2004/8/28/02:48]



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