アテネで反米デモ、警察と小競り合い
五輪閉会式に出席予定のパウエル米国務長官のアテネ訪問に反対する、反戦グループや反グローバリズム活動家ら約1000人のデモが27日夜(日本時間28日未明)、アテネ中心部であった。米国大使館への進路を阻んだ警察が催涙ガスを使用、デモ参加者が路上のごみに火を付けるなど一時騒然となり、参加者の一部が軽いけがをした。
五輪期間中に、デモ隊と警察の小競り合いが起きたのは初めて。
デモ隊側は「イラクでは駐留米軍によって毎日のように人々が殺されており、長官の訪問は五輪の精神に反する」と主張。「戦争をやめろ」「イラク占領に反対」と書かれた幕を掲げ、「パウエルは来るな」などと叫びながら行進した。
[2004/8/28/10:13]
写真=アテネ中心部で「戦争阻止」などと書かれた横断幕を掲げるデモ隊(共同)
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