「利用するな」イラク選手が米CMに不快感
アテネ五輪に出場しているイラクのサッカー選手が、ブッシュ米大統領の再選キャンペーンCMの中に、イラクの五輪参加が取り上げられていることに不快感を示した。専門誌「スポーツ・イラストレーテッド」の電子版が20日、伝えた。
米国内で放送されているブッシュ陣営のテレビCMの五輪編では、1秒足らずだが画面下に、イラクとアフガニスタンの国旗が映り「この五輪では2つの自由国家が増え、2つのテロリスト政権が減った」とのナレーションが流れる。
このCMについて、快進撃が続くサッカー・イラク代表のMFサリハ選手は「われわれが再選キャンペーンに利用されることは望まない」と同誌に語った。ほかの選手も同様で、アドナン・ハマド監督も「五輪が終われば、安心して歩けない街に帰らなければならない」と、暗にイラクからの米軍撤退を求めた。
これに対し、ブッシュ陣営の広報担当者は「CMは、民主主義が最後はテロリズムに勝つという大統領の考えを表現したもの」と説明している。(共同)
[2004/8/21/09:38]
|