花火から山火事、五輪組委会長は「恥」
アテネ五輪の開会式後に、ヤナ・アンゲロプロス組織委員会会長宅のレセプションで打ち上げられた花火が山火事を引き起こした問題で会長への批判が集中している。
ギリシャ各紙が一斉に批判記事を掲載、地元からは「恥だ」の声まで出る始末。アンゲロプロス会長は混乱した五輪開催準備を立て直した功労者だったが、検察当局も捜査に乗り出し、その名声も一転して揺らぎ始めた。五輪を盛大に祝うはずだった花火がギリシャ社会にも火を付けた格好だ。
「ヤナが2つ目の聖火をともす」。16日付のエレフセロティピア紙は皮肉たっぷりにこんな見出しを1面に載せた。成功裏に終わった開会式の翌14日、花火が原因で五輪総合会場付近で山火事が起きたからだ。
ギリシャ有数の富豪の海運王を夫に持つ会長宅でのレセプションには内外から多数の要人が招待されていたが、同紙は「はしゃぎすぎの支配階級のために古代オリンピアを燃やすようなまねはやめよう」と非難。テレビも「恥だ」と怒る地元有力者らの声を伝えた。
レセプションに出席したカラマンリス首相も山火事を見てうろたえ、真っ先に会場を後にしたなどと伝えられ、面目を失った。(共同)
[2004/8/17/17:34]
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