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康生と京子、悔しさ胸に笑顔の閉会式

記念撮影する左から井上、浜口、室伏(共同)

 史上最強の日本選手団をリードした2人が、笑顔で大会を締めくくった。アテネ五輪は29日、メーンスタジアムで閉会式が行われ幕を閉じた。柔道男子100キロ級の井上康生(26=綜合警備保障)は自身の惨敗後も帰国せず、選手団主将として各競技を激励。レスリング女子72キロ級銅メダルの浜口京子(26=ジャパンビバレッジ)は開会式に続いて閉会式でも旗手を務めた。ともに金メダルは逃したが、日本の顔として責任を果たし、今日31日帰国する。

 大役を果たした2人は、晴れ晴れとした笑顔で大会のフィナーレに臨んだ。浜口は開会式と同じく日の丸を高々と掲げて入場。右まぶたの腫れは痛々しいが、さわやかな笑みを振りまいた。選手団主将の井上は当初予定した浜口とのダブル旗手をやめた代わりに、日の丸のマーク入りうちわを持って登場。ほかの選手の求めに応じて、繰り上がり金メダルの室伏と一緒に何度も記念写真に納まった。

 2人とも解放感をにじませた。主将の井上、旗手の浜口は金メダルを確実視されて、五輪発祥の地アテネに乗り込んだ。しかし井上は大会7日目の19日に4回戦で敗退。敗者復活戦でも敗れて、銅メダルさえ逃した。故障と必勝の重圧に押しつぶされ、日本関係者と会うたびに「申し訳ありません」と頭を下げた。競技の先頭を切った柔道は男女で8個の金メダル獲得。その後も日本のメダルラッシュが続く。日本選手団が盛り上がるほど、井上は肩身が狭かったはずだ。

 その屈辱に耐えて、選手団主将の責任を全うした。柔道代表で1人だけ居残り、野球、シンクロナイズドスイミング、レスリング、ホッケーなど各競技の会場を回り、声援を送った。井上の行動は各国選手の間でも評判になって、握手を求める観客も増えた。閉会式では「シドニーは天国だったが、アテネは勝負の厳しさを味わった。これからいろいろな壁が立ちはだかるが、今回の経験で乗り切っていけると思う」と感慨深げに話した。

 初採用の女子レスリングで最も注目されながら銅メダルに終わった浜口も、無念さはしまい込んだ。「メダルの色は違ったけれど、日本のみなさんに応援されて幸せ。人生で大切なものを実感したオリンピックでした」と五輪の感激を口にした。

 2人は日ごろから親交が深く、今回は主将と旗手として、ともに金メダルを誓った。2人とも、その約束は果たせなかった。五輪発祥の地アテネでの経験は一生、忘れない。日本に帰れば新たな戦いが始まる。最強選手団の顔を務めた格闘家コンビは励まし合いながら、また大きな目標に向かって突き進む。

[2004/8/31/09:06 紙面から]

写真=記念撮影する左から井上、浜口、室伏(共同)



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