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日本、今までで1番!/男子1600リレー
<アテネ五輪:陸上男子1600メートルリレー>◇28日◇決勝
1600メートルリレーでは、山口有希、小坂田淳、伊藤友広、佐藤光浩が3分0秒99で過去最高の4位入賞を果たした。
アンカー佐藤は、最後の直線勝負に出た。5番手から1つ順位を上げると、一気に3位ナイジェリアに迫り、ほぼ同時にゴール。メダルか…。しかし、掲示板は3分0秒99の4位。100分の9秒、わずか80センチ差でメダルは夢と消えた。それでも力は出し切った。1走山口が4位。そして、2走の小坂田が2位でバトンをつないだ。3走伊藤が2位を死守。アンカー佐藤は各国の強豪がそろう中、最後までメダル争いを演じた。2走以下は小坂田が全体の5番目、伊藤が同3番目、佐藤が同最下位のタイムながら、抜群のバトンリレーで、400メートルに続く史上最高の4位に食い込んだ。
「4年前の、あの日から、1度も忘れたことはなかった」。チーム最年長30歳の小坂田は、シドニー大会準決勝と同じ2走を務めた。4年前は最終コーナーにさしかかった時、ほかの選手と接触してバトンを落とした。最下位。レース後、フィールドに顔を押しつけて号泣した。それ以来、大舞台でのミスが心に重くのしかかった。世界大会代表にはなっても、結果は出せなかった。
アテネが最後と決めていた。もやもやを抱えたまま陸上を辞めたくない。そんな小坂田の決意は後輩にも伝わっていた。3走伊藤は「前回の失敗は知ってます。つらかったことも…」。メダルはもちろんだが、先輩に有終の美を飾ってもらうために、後輩たちは1つになっていた。
レース後、小坂田は「4年間の思いをぶつけた。これで完全に吹っ切れました」。史上最高の4位で、メダルが目前であることを証明した。「一瞬メダルかと。夢を見られた。まあ、メダルは若い人に託そうかな」。小坂田は3人の後輩たちに夢を残し、スパイクを脱ぐ。【田口潤】
[2004/8/30/10:11 紙面から]
写真=ゴール後、電光掲示板に注目する左から佐藤、小坂田、山口、伊藤(撮影・宇治久裕)
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