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マイルリレー2大会ぶり予選突破/陸上
<アテネ五輪陸上:男子1600メートルリレー>◇27日◇予選
1600メートルリレー(山口、小坂田、伊藤、佐藤)は3分2秒71で1組2位と健闘し、2大会ぶりに予選を突破した。
すさまじい追い込みだった。アンカー佐藤が、ゴール前で、スッっと進路を外側に変えた。オーストラリア、ジャマイカをまとめて抜き、倒れ込むようにフィニッシュ。胸差でドイツまでかわし、1次予選1組で2位に食い込んだ。400メートルに続き、1600メートルリレーでも日本が決勝に進出した。
走り終えた3人は、祈るようにアンカー佐藤の走りを見つめていた。ゴール直後、大逆転に興奮した小坂田が、抱きついてきた。もんどり打ってトラックに倒れ込む2人。「なかなか激しかったです。頭をぶつけちゃいました」と佐藤。ど派手に喜ぶ日本の周辺だけが、別世界のようだった。
4人のうち、山口、小坂田、佐藤の3人が個人種目の400メートルに出場したが、いずれも1次予選落ち。ふがいない思いを、各選手がこのリレーにぶつけた。1走の山口は「(個人で)結果がでなかったので、リレーだけは頑張りたかった」。ここでも意地が結果を生んだ。
シドニー五輪は、決勝に進めなかった。小坂田がほかの国の走者と接触し、バトンを落とした苦い思い出がある。あの時のメンバーでただ1人残って、雪辱を期して走った小坂田は、しっかりと、確実にバトンを渡した。400メートルリレーに比べれば派手さはないが、熱いハートでは負けるわけにはいかなかった。
[2004/8/29/09:23 紙面から]
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