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日本2位発進!露に負けん/シンクロ
<アテネ五輪:シンクロナイズドスイミング>◇26日◇チーム・テクニカルルーティン
シンクロナイズドスイミングのチーム予選のテクニカルルーティン(TR)で、日本はロシアに次いで2位につけた。本番まで封印していた阿波おどりを初披露し、独特のコミカルな動きで観衆を魅了したが、前回覇者でライバルのロシアを上回れなかった。27日(日本時間28日)の決勝フリールーティン(FR)のテーマは武士道。サムライ魂で一糸乱れぬ泳ぎを見せ、逆転金メダルを狙う。
1列に並んだ8人が、腰を軸にして順々に側転する。人間がスクリューのようにくるくると回転した。「人間風車8連発」。打倒ロシアのため、井村雅代ヘッドコーチ(54)が編み出した秘策だった。考えもつかない大技に、観衆は、この日一番の大歓声で応えた。
チームのメンバーは、前日のデュエット立花、武田の演技に刺激を受けていた。ロシアペアにはかなわなかったものの、最後の大舞台で、最高の演技を披露した。2人の感動の涙。観客席で見ていた7人のチームメートは心を打たれた。デュエットの2人と比べられて、いつも井村ヘッドから怒られてばかりだった若手選手が、少しの乱れもない演技をした。
日本は初日のTRで一発勝負を狙った。昨年からあたためてきた「阿波おどり」のプログラム。4月の五輪予選、5月のジャパンオープンでも封印してきた。派手でコミカルな動きで、インパクトを与えたい。前回シドニー大会では、ロシアに「空手」のテーマをまねされた苦い経験もある。この日のために、徹底的に隠してきた。
昨年世界選手権(バルセロナ)から帰国したばかりの8月。井村ヘッドの頭は、ロシアに負けた悔しさでいっぱいだった。「勝つにはどうすればいいか」。その時、一瞬ひらめいたのが阿波おどりだった。「水の中でやったら、面白いんちゃうか」。宿も取らずに、本場徳島へ飛んだ。「点を取るためにはこれしかない」。確信を深め、プログラムづくりに取り組んだ。
昨年世界選手権に続く首位発進はならなかった。だが、十分に日本の存在感はアピールできた。昨年はFRでロシアに逆転されたが、今年は反対に逆転する。フリーのテーマは武士道。曲はSamurai in Athens。侍魂で、最後の最後まで金メダルを追い求める。
[2004/8/27/09:29 紙面から]
写真=チーム・テクニカルルーティンで演技する日本チーム(撮影・鹿野芳博)
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