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野口vs尚子!来年世界陸上で初対決へ
アテネ五輪女子マラソン金メダルの野口みずき(26=グローバリー)がQちゃんに挑戦状をたたきつけた。野口は26日、関西空港着の航空機で帰国した。次の目標として、過去ロサ・モタ(ポルトガル)1人しか達成していない五輪と世界選手権のダブル制覇を掲げ、高橋尚子が持つ日本最高記録(2時間19分46秒)更新と直接対決にも意欲を見せた。高橋も来年8月のヘルシンキ世界選手権を目指しており、夢の対決が現実味を帯びてきた。
最高に光り輝くメダルを手にしても、野口は立ち止まることを知らない。激走からわずか4日。笑顔でがい旋帰国した新女王の口から、意欲的な言葉が次々に飛び出した。
「金メダルを頂いて日本に帰ってこれてすごくうれしい。でも、これからがスタートと思ってます。もっと上を目指していきたい。世界選手権は前回(03年パリ大会)が銀だったので、金メダルを取りたい気持ちがあります」。
まずは、来年8月のヘルシンキ世界選手権制覇をターゲットに挙げた。過去、五輪との2冠達成者は87年ローマ世界選手権と88年ソウル五輪を制したロサ・モタだけだ。世界選手権出場のためには、11月東京国際、来年1月の大阪国際、同3月名古屋国際のどれかで結果を出す必要がある。藤田監督は「出て欲しいという依頼はいろいろあるけど、しっかり考えないと。当分はオーバーホールさせます」と、休養を最優先させる方針だ。しかし野口の闘志はみなぎっている。笑みを浮かべながら強力ライバルにも宣戦布告した。
「日本記録を目指していきたい。高橋さんと一緒に走りたい? そういう気持ちはあります。高橋さんとはマラソンで1回も走ったことがないですから。強い人たちと走っていきたいです」。日本最高記録保持者の高橋に、堂々と直接対決を挑んだ。
理由がある。恩師の藤田監督は過去に1500メートルの田村育子、1万メートルの真木和、ハーフマラソンの野口ら数々の日本記録樹立者を育ててきたが、マラソンだけはまだ。「自分が日本記録を出して監督にプレゼントしたい」と野口。恩師のためにも、高橋には負けられない。
最強ライバルは、すでにヘルシンキに向けた調整を始めている。野口と高橋は、00年7月札幌ハーフで1度対戦歴があるが、このときは高橋に1分以上の差をつけられ完敗した。月日は流れ、ともに五輪金メダリストになった。実現すればファンにとっては、まさに夢の対決。つかの間のオフを過ごした後、野口は「世界最強女王」をかけたライバルとの一戦に備えることになる。【木村有三】
[2004/8/27/09:29 紙面から]
写真=五輪で獲得した金メダルを胸にかかげ満足げな笑顔をみせる野口みずき(右)と藤田信之監督(撮影・上田博志)
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