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和田毅5回2失点、北京も行きたい/野球
プロの意地だけで力投した。ダイエー和田毅が中4日で先発し、5回を2失点。銅メダルを獲得したが、笑みはなかった。本来ならば、決勝のマウンドに立つはずだった。「金メダルしか考えてなかった。1敗がこれほど重いとは…。人生でこれだけ落胆したことはない」。表情はさえなかった。
それでも気力を振り絞ったのは、あの人への恩返しがあったからだ。02年のインターコンチネンタル杯。当時早大にいた和田毅は長嶋監督から参加を要請された。しかし学業優先のため、辞退した。力になれなかったことが、今でも胸に引っかかっている。「恩返ししたかったんです。アジア予選には出たけど、それじゃ足りない」。今回の五輪では重要な場面で起用され、2戦2勝。全力は尽くした。
金メダルへの思いは簡単には消えない。初めて経験した五輪の舞台。和田は少しだけ視線を4年後に向けた。「終わったばかりなので、あまり考えられないが、すっきりしない部分がある。4年後、自分がどの位置にいるか分からないが、行けたら行きたい」。アテネで果たせなかった夢を北京で。それが長嶋監督への本当の恩返しにもなる。【田口真一郎】
[2004/8/26/09:06 紙面から]
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