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情報戦敗北、宮本主将「力負け」/野球
<野球:オーストラリア1−0日本>◇24日◇準決勝
日本球界を代表する打者がプライドをかなぐり捨てた。最終回。先頭の4番城島がセーフティバントを試みた。続く中村は三塁へのゴロでヘッドスライディングした。谷は一塁ベースで足をひねり、転倒するほどの全力疾走を見せた。「(松坂を)見殺しにしたくなかった。どんなことをしても、塁に出ようと思った」。城島の視線は宙をさまよった。スコアボードには9個のゼロが並んだ。
4回まで毎回安打したが、併殺打や相手の好守に阻まれた。次第に流れは相手に移る。豪州の先発オクスプリングの術中にはまった。150キロを超える直球と切れ味鋭いスライダーに的が絞れない。中畑ヘッドコーチは「相手のキャッチャーがいいリードをしていた。ウチの特徴を押さえていた」と情報戦の敗北を認めた。ニルソン捕手は、中日に在籍し、日本野球を体感していた。
7回2死一、三塁の最大のチャンスでは、交代した阪神の左腕ウィリアムスの前に、同僚の藤本が三飛に終わる。シーズンならば、右の代打もある場面。しかし野手の登録は13人で切り札不在。打開策が見つからぬまま、9回が過ぎた。
主将の宮本は「2回負けたので、力負け。申し訳ない気分でいっぱいだ」と沈痛な表情を浮かべた。だが「僕らはプロですから、最後まで責任を持って銅メダルを取りにいきたい」と言った。城島も「最後にやるべきことが残っている。多くのファンが見てくれている」と決意を口にした。痛恨の敗戦は現実だが、残された唯一のメダル銅に向け、ナインは必死で気持ちを立て直していた。【田口真一郎】
[2004/8/25/09:47 紙面から]
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