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米田、堂々の銅メダル/男子体操
<アテネ五輪:体操>◇23日◇男女種目別決勝
鉄棒で米田功(27=徳洲会)が9・787点で銅メダルを獲得した。天才がやっと個人メダルをつかんだ。体操競技の最終種目の鉄棒。最初の競技者・米田が、離れ技のコバチをしっかりと決める。最後の見せ場は伸身の新ムーンサルト。着地もほぼ成功した。「練習でやってきたことが本番で出せた」。久々の笑顔を見せた。
得意の鉄棒での大失敗を引きずっていた。個人総合でまさかの落下。11位とメダル争いにはまったく絡めなかった。団体金の喜びは吹っ飛び、その後2日間は練習にも身が入らなかった。だが、3日目、米田は気分転換にエーゲ海に行った。古代ギリシャのアクロポリスも下から眺めた。くよくよした心が晴れ、前向きな気持ちになれた。
小学校時代から天才といわれてきたが、4年前のシドニー大会では代表から漏れた。「練習をしないのに、試合でできるのがかっこいい」という天才のプライドは、その後も捨てきれなかった。昨年世界選手権も補欠。目の前で3歳下の鹿島の2冠を見せつけられた。「悔しい。アテネでは絶対に」とマック体操クラブ(大阪)時代の恩師城間晃氏に誓った。
目の色を変えて1年。アテネでは団体金と鉄棒銅の2個のメダルを獲得した。「北京までにもっと強くなる。自信がある」。努力する天才に勝るものはない。
[2004/8/25/08:55 紙面から]
写真=銅メダルを獲得した米田ガッツポーズ(撮影・鹿野芳博)
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