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中国、世界1位から金星8強/男子バスケ
<アテネ五輪バスケットボール:中国67−66セルビア・モンテネグロ>◇23日◇男子1次リーグ
万里の長城が、世界1位をくい止めた。バスケットボール男子1次リーグ最終戦で、中国は世界ランク1位のセルビア・モンテネグロと対戦。負けたら1次リーグ敗退の崖っぷちで、五輪史上最長身226センチの姚明(23)が27得点、13リバウンドのダブルダブルの活躍。残り1分を切ってから4本の自投すべてを成功させて勝ち越し、67−66で歴史的金星を挙げた。A組4位の中国は、決勝トーナメント1回戦でB組1位リトアニアと対戦する。
山が動いた。1点差勝利を確定するブザーとともに、いつもは冷静な226センチがセンターサークルに向かって走る。両手を掲げ、飛び跳ね、叫ぶ。292センチの高さにある姚の手には、チームメートがジャンプしてハイタッチ。「人間万里の長城」の異名を取る男を中心とした歓喜の声は、しばらくやむことがなかった。
相手は、世界ランク1位のセルビア・モンテネグロ。終盤まで、常にリードされる苦しい展開が続いた。だが、第4クオーターに入って徐々に差を詰める。アウトサイドからのシュートで突き放す世界王者を、インサイドの攻撃で追う。そして迎えた残り45秒。姚が自投2本を成功させて63−63の同点。さらに残り28秒にも2本の自投をリングに通し、逆転。「中国の未来へ、この勝利はきっと大きな遺産になる。我々の努力は今、結実した」。27得点13リバウンドと「ダブルダブル」を達成した五輪史上最長身の男は、声も大きくして言った。
北京五輪を控え、中国は本気だった。五輪直前の5月には中国史上初の外国人監督、NBAで1000試合以上の経験を持つ67歳の名将ハリス監督を招へい。平均年齢24歳のチームは、北京を見据えながら強化を続けた。だが迎えた五輪では、第2戦こそ勝ったものの3試合で20点差以上の大敗。会見での姚の言葉は時に、通訳が「引退したい」と誤訳してしまうほどの落胆ぶりだった。それが、最後の最後で世界王者を下して8強入り。「40年のキャリアで、今日は最高の日だ」。ハリス監督も興奮を隠しきれなかった。
それでも「人間万里の長城」は満足しない。「まだまだ荷物をまとめる気はないよ」。世界の強豪に立ちはだかる226センチ。中国初のメダルは、姚が手をめいっぱいに伸ばせば、届くところまできている。
[2004/8/25/08:49 紙面から]
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