| 紙面ニュース |
|
 |
 |
鈴木が康生に挑戦状、柔道陣笑顔で帰国
康生さん、100キロ級で勝負です! アテネ五輪で過去最多の金メダル8個(男3、女5)を獲得した柔道選手団が23日、メダルラッシュの日本選手団の先陣を切って帰国した。男子100キロ超級で金メダルの鈴木桂治(24=平成管財)は帰国会見で、いきなり同100キロ級でメダルを逃した井上康生(26)に挑戦状。今後100キロ級に専念して世界王者、さらに08年北京五輪での2階級制覇へ照準を定めた。
もう北京に向けた戦いは始まっている。谷、野村らメダル獲得者10人が並んだ凱旋(がいせん)会見。「ゆっくりしたい」という選手が大半を占めた中で、男子100キロ超級の鈴木だけが明確な目標を持っていた。「(金メダルが)本当の階級(100キロ級)でないのが残念です。来年は100キロ級でやっていきたいし、康生さんと戦っていきたい」。日本選手団の主将としてアテネに残った井上に、早くも挑戦状を突きつけた。
成田空港には一般客約400人、報道陣も約100人が集まり、スポーツ関係の帰国では最大級のフィーバーだった。「みなさんの期待に応えることができてよかったです」と鈴木も笑顔を見せたが、満足はしていなかった。4月29日の全日本選手権で井上を倒して優勝したが、同4日の全日本体重別100キロ級で井上が優勝したため、今回は100キロ超級に回った。昨年の世界選手権でも各国の重量級2番手が出場する無差別級での金メダル。「100キロ級が自分のやってきた階級。康生さんを倒して100キロ級の世界チャンピオンになりたい」と言った。
競技終了後、井上には「おめでとう。また、やろう」と言われた。鈴木は「まだ、僕には超えなくはならない壁があります」。過去3勝1分け3敗のライバルを国内で倒し、100キロ級で世界王者、五輪王者になることが次なる目標だ。斉藤監督は「康生には、新生・井上を見せてくれと言った。分かりました、と話していた。このままじゃ終わらないし、桂治の挑戦を受けて立つでしょう」。4年後の北京五輪を前に、来年はカイロで世界選手権が待っている。【岡本学】
[2004/8/24/09:52 紙面から]
|