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日本初!北島3個目メダル銅だ/競泳
<アテネ五輪競泳:男子400メートルメドレーリレー>◇21日
平泳ぎ2冠の北島康介(21=日体大)が、3個目となるアテネ有終メダルを獲得した。男子400メートルメドレーリレーで日本(森田、北島、山本、奥村)が3位に入った。第2泳者の北島は、チームを60年ローマ大会の銅以来44年ぶりの表彰台に導いた。日本勢の1大会3個のメダルは、男女を通じて初めて。戦後最多のメダルラッシュに沸いた水泳ニッポンの最後を、最高の形で締めくくった。五輪、世界選手権個人種目のタイトルを完全制覇した北島は来年7月の世界選手権(モントリオール)での世界記録奪還が次の目標になる。
北島が何度もガッツポーズを繰り返した。チームメートの森田、山本、奥村とハイタッチして抱き合った。400メートルメドレーリレーのメダルは、60年ローマ大会以来44年ぶりの快挙。北島個人としては、日本勢では初めての1大会3個目のメダル。戦後最多のメダルラッシュに沸いた水泳ニッポンが、最高のフィナーレを飾った。
勢いに乗る日本には追い風が吹いていた。前日、スーパースターのソープがいるオーストラリアが9位で予選落ちした。北島は「メダルへのチャンス。喜んでいい」と意気込んだ。山本主将が「決勝で勝負する」と言えば、奥村も「死ぬ気でいく。今までの自分ではない自分を見せたい」と気迫をみなぎらせた。
史上最強のメンバーがそろった。リレーメンバー4人中3人がメダリスト。戦前の水泳ニッポン全盛時代にもなかった、史上初のことだった。北島効果でもあった。男子低迷に終わった前回シドニー大会後の01年世界選手権で200メートル3位となり、北島は初めて世界大会でメダルを獲得。02年のアジア大会では200メートルで世界記録をマーク。03年世界選手権2冠と続けざまに世界で活躍した。周囲に刺激を与えるばかりか「やればできる」と世界を身近にする役目を果たした。
メンバーの意識も自然に高まった。メダリストの自覚にあふれた。昨年世界選手権のメドレーリレー銅メダルメンバーでもある森田が言う。「去年はただ康ちゃん(北島)につなげようというだけだったけど、今年は違う。僕もそれなりのタイムを持っているから」。昨年までの北島頼みから、それぞれが自分の役目をきっちり果たした。
北島自身は、今後を見据えた泳ぎをした。3位で引き継ぎ2位に上がった。五輪2冠を達成したとはいえ、まだ世界記録を取り戻すという新たな目標がある。昨年世界選手権のメドレーリレーでは後半追い込み形ではなく、前半から突っ込んでいくレースをした。ハンセン(米国)らライバルたちを幻惑させた。この日も、存在感を見せつける泳ぎで、メダルに貢献した。アテネの戦いを最高の形で締めくくった北島は、次のステップへの手応えもつかんだ。
[2004/8/22/08:53 紙面から]
写真=日本新記録で銅メダルを獲得しガッツポーズで喜ぶ北島(中央)。左は森田、右は山本(撮影・野上伸悟)
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