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発熱の高松、初戦で敗退/男子柔道
<柔道>◇16日◇男子73キロ級
柔道のメダルラッシュが3日目でストップした。男子73キロ級の高松正裕(22=旭化成)が直前の発熱で4日間練習を休んだ影響が直撃して初戦の2回戦で敗退。女子57キロ級の日下部基栄(25=福岡県警)は敗者復活戦で敗れ、シドニーの銅に続くメダル獲得はならなかった。谷、野村、内柴で金3個をゲットしている日本は、17日の男女2階級(81キロ、63キロ)で勢いを取り戻す。
初めての五輪で高松は、力を出せないままに終わった。初戦の2回戦でグルジアのケブヒシビリに内またで技ありを取られ、残り2分でばん回できなかった。ケブヒシビリが3回戦で敗れたため、敗者復活戦の道も絶たれた。今年のフランス国際では勝っている。普通の体調なら負ける相手ではなかった。
アテネに入ってからへんとう腺(せん)が腫れ、39度近い熱に襲われた。寒けを訴える高松に、コーチ陣は走り回った。選手村の毛布が足りず、支援団の宿舎から持ち込んで急場をしのいだ。10日から13日まで4日間寝たきりで、調整できたのは試合前2日間だけ。食うや食わずで減量したため体力も大幅に消耗した。「厳しかった。ここからが勝負という時に、腕はパンパンで足も動かなかった」と高松は振り返った。
日本を出発する前に少しのどの痛みを感じるなど兆候はあった。9日は元気に練習したが、翌日から発熱。岡田コーチは「本人のやりたい気持ちを優先させたが、ここまで長引くとは。もう1日あれば…」と悔やんだ。高松はもともとへんとう腺が弱い。「今までもやられている。カラオケとかで大声を出すと熱が出るんです。手術も考えないといけませんね」と表情を曇らせた。
父則明さんと二人三脚で片方の手で技を掛ける変則柔道を築き上げた。客席の父に「ありがとう」と感謝した高松の戦いは続く。「好きな言葉は、夢は夢で終わりにするな。あと4年間やる。このままでは終われない」。今回の失敗を糧に北京を目指す。【岡山俊明】
[2004/8/17/09:12 紙面から]
写真=高松はケブヒシビリに優勢負けし初戦で姿を消した(撮影・宇治久裕)
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