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ケンデリス、ドーピング検査拒否、失格も

 「ドーピング五輪」が始まった。聖火の点火者候補だったシドニー五輪陸上男子200メートル金メダルのコンスタンティノス・ケンデリス(31=ギリシャ)が12日、選手村で実施された抜き打ちドーピング検査を受けずに交通事故で入院した。自国の英雄の逃走劇にギリシャ国内は騒然。大会ごとに違反者が続出し、今回も筋肉増強剤テトラハイドロゲストリノン(THG)使用選手が注目された。IOCは摘発に懸命だが、新たな遺伝子ドーピングも開発され、選手との「いたちごっこ」が続く。

 ギリシャの英雄が開幕直前に「疑惑の逃走」の末、入院してしまった。ケンデリスは12日、選手村で実施された抜き打ちドーピング検査を受けなかった。シドニー五輪女子100メートル銀メダルのサヌ(ギリシャ)と一緒に、検査前に選手村から姿を消した。

 行方が判明したのは同日深夜。バイクでスリップ事故を起こした男女が、アテネ市内のKAT病院に収容された。それが頭やひざに軽傷を負ったケンデリスと、腹部と右足を痛めたサヌだった。ギリシャ陸上協会のセバスティス会長は2人の容体について「幸運なことに軽傷で済んだ。彼らの精神状態が悪くて起こった事故」と説明した。

 一夜明けて、ギリシャ国内は騒然となった。シドニー五輪で88年ぶりに陸上の金メダルをもたらしたケンデリスは、自国開催の五輪の聖火点火者の有力候補に挙がっていた。その英雄が練習仲間と逃走した揚げ句に入院。五輪参加選手は期間中に検査を2度受け損ねると、違反と同等と判断され大会から失格するが、2人は2度受けなかったことになる。昨年の世界反ドーピング機関(WADA)の抜き打ち検査でも、クレタ島で練習していると届けながらカタールに「逃走」した前科がある。2人をかばうギリシャ陸上協会も疑われ、ドーピング疑惑はさらに高まった。

 今回の五輪では米国の陸上女子エドワーズらメダル候補が出場停止処分を受けた。米スポーツ界を騒がせた筋肉増強剤THGの使用を疑われているジョーンズらも、疑惑の渦中にいる。WADAは、選手村が開村した7月30日から8月29日の閉幕までの間に約3000件のドーピング検査を実施する予定。約120種類の薬物、関連物質を禁止リストに掲げ、既に100件以上の検査を行ったと真剣な取り組みをアピールしている。

 しかし、検査の目をかいくぐろうとする選手側との「いたちごっこ」は続く。さらに、早くも08年開催の北京五輪に向けた新技術「遺伝子ドーピング」が問題になっている。急激に進歩する遺伝子治療を転用した筋肉や血液操作は、これまでの検査では判明させることは困難だ。IOCのリュングクビスト医事委員長は大量の違反者を摘発した2年前のソルトレークシティー冬季五輪を例に今回も薬物摘発に自信を示したが、既に後れをとっているのかもしれない。

[2004/8/14/10:34 紙面から]



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