野村、五輪柔道初の3連覇/男子60キロ級
<柔道>◇14日◇男子60キロ
野村忠宏(29=ミキハウス)が決勝でケルギアン(グルジア)を下し、アトランタ、シドニー両大会に続き金メダルを獲得した。日本選手初となる個人種目での3連覇と、五輪史上初の柔道3連覇を達成するとともに、日本五輪史上100個目の金メダルとなった。
勝利の瞬間、畳に寝転がったまま両手を突き上げた。決勝のケルギアン戦は、攻め続ける野村に圧倒された相手に指導が重なり、優勢勝ち。「今できる最高の柔道ができた」と満足そうに言った。
五輪前から快挙達成を公言していた。「試合ができるコンディションさえ整えば、いつでも勝てる」。まさに有限実行。
アテネ入りする直前、右の脇腹を痛めた。その影響で、得意の左背負い投げを使えなかった。だが、攻めの姿勢は貫き、初戦の2回戦から準決勝まですべて一本勝ちと、圧倒的な強さで勝ち進んだ。
シドニー五輪後、現役引退も選択肢に入れつつ、米国留学など2年以上のブランクを経験している。それでも、あっさり五輪切符を手にした。天才の呼び名に実力と実績を残した。
なお、3位決定戦ではツァガンバーダル(モンゴル)と敗者復活戦を勝ち上がった崔敏浩(韓国)が勝ち、銅メダルを獲得した。
[2004/8/15/02:31]
写真=男子60キロ級で3連覇を達成し、万歳して喜ぶ野村忠宏(共同)
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