平山緊張…五輪壮行会で「不安いっぱい」
怪物が本番に向けて、不安を口にした。日本五輪代表FW平山相太(19)が27日、在学する筑波大主催の壮行会に出席。メダル獲得を宣言しながらも、アテネ出場国に5戦白星なしという現状に不安があることも吐露した。同大を卒業した他競技のトップ選手とも初めて顔を合わせて、緊張しながらも気分は本番モードへ突入。平山ら五輪代表は今日28日、30日のベネズエラ代表戦(国立)に向けて再集合する。
厳しい現実を突きつけられた平山は、とまどっていた。後半から出場した25日のオーストラリア五輪代表戦に0−1で敗れ、五輪出場国との5度の対戦で3分け2敗。本番で当たる可能性がある国々との試合に1度も勝てないまま、本番に臨むことになる。壮行会の席では「メダルがとれるように頑張りたいと思います」と話したが、終了後に今の心境を聞かれると「親善試合で勝てなくて、不安でいっぱいです」と本音を漏らした。3戦連続無得点という結果にも、FWとして責任を感じていた。
それでも、壮行会で刺激は受けていた。同じサッカーの女子五輪代表MF安藤のほか、水泳女子バタフライの大西や同自由形の永井、パラリンピック走り高跳び代表の鈴木も出席。安藤以外の先輩とは初対面だった。同大は過去にも数々の五輪選手を輩出しており、今回も在学生・卒業生合わせて12人がアテネ五輪、パラリンピック代表に選ばれた。平山は「すごい先輩たちばかりだなと思いました」と緊張しながらも、しっかりと刺激は受けた。
だが、平山もすごさでは負けていない。今回の壮行会は、平山の五輪選出決定後の17日に急きょ、開催が決まった「平山日程」だった。そのため、直前合宿などで出席できない選手も続出。それだけ、大学からの期待も高いのだ。
「点をとって貢献したい。ゴールを絶対とりに行きます」。最後は自分に言い聞かせるように宣言した。五輪本番まであと16日。大学から、そして日本中からの期待を背負うエースに止まっている暇はない。【斉藤香織】
[2004/7/28/09:59 紙面から]
写真=左から平山相太、安藤梢、岩崎学長、大西順子、永井奉子、鈴木徹
|