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DF合言葉は「曽ケ端のハートをつかめ」

五輪代表合宿に合流した曽ケ端(中央)は石垣市民踊愛好会の女性と八重山高の女生徒に囲まれ満面の笑みを見せる(撮影・鹿野芳博)

 日本五輪代表GK曽ケ端準(24=鹿島)に、DF陣からラブコールが殺到した。同代表は6日、沖縄・石垣島で合宿を開始。オーバーエージ(OA、24歳以上)選手として唯一参加した守護神とのコンビネーションが、生き残りへのカギになる守備陣は、積極的な対話を志願した。曽ケ端と相思相愛になることが、五輪出場への近道になる。

 曽ケ端が、DF陣の人気者になった。OAとして招集された3人のうちMF小野とFW高原は調整がつかず、初日から唯一参加した。約80分の練習中、ランニングではDF闘莉王が自然に寄り添った。スタッフの配慮により、同部屋はDF那須に決まった。ピッチを離れたところでも意思疎通をはかって欲しい思いの表れだった。

 那須は「(曽ケ端の参加は)チームにとって、いい刺激になる。いろんな経験をしているので、いろいろと教えてもらいたいです」とアピールした。山本監督はすでにGKの軸として曽ケ端を指名し「DFラインとのコンビの構築をしたい」と話した。これを受けるかのように、守備の選手たちは敏感に反応した。

 曽ケ端が、この年代の合宿に参加するのは02年12月以来。DF菊地は当時を振り返り「あの時もたくさん話してくれた。今回もいっぱい話せればいいと思う」。DF北本は「どこまで前に出てくるかとか、ハイボールを処理する時の声とか、やってみないと分からない」と曽ケ端チェックを口にした。

 曽ケ端がいつも通りの実力を示せば、先発に名を連ねるのは確実。むしろDF陣側は、いかに違和感なく連係をはかれるかが、選考のポイントになる。14日のチュニジア五輪代表戦後は、26人が18人に絞られる。求愛する時間は、わずかしかない。互いのハートをしっかりつかんだ者同士が、ピッチに立てる権利を引き寄せる。【佐々木一郎】

[2004/7/7/10:05 紙面から]

写真=五輪代表合宿に合流した曽ケ端(中央)は石垣市民踊愛好会の女性と八重山高の女生徒に囲まれ満面の笑みを見せる(撮影・鹿野芳博)

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