那須のミスが失点の引き金/男子サッカー
<アテネ五輪男子サッカー:パラグアイ4−3日本>◇12日◇1次リーグB組◇ギリシャ・テッサロニキ
試合前日、那須は「取られても2点くらいになった。どことやっても自分たちのサッカーは通用する」と話した。そのキャプテンマークを腕に巻いた那須のミスが、山本監督が指揮を執ってからの2年間で最多となる4失点の引き金となった。
前半5分、浮き球の落下点を見極め、余裕を持って対処しようと一瞬ちゅうちょ。そこをヒメネスに突っ込まれ、先制を許した。
単純なミス。五輪の初戦ということで、慎重になりすぎてもいた。ただ、大会初戦での出足の悪さは、チームがずっと抱えてきた課題だ。
一昨年のアジア大会と昨年5月の五輪アジア2次予選も、初戦は苦戦した。ことし3月、アジア最終予選の初戦でバーレーンと引き分けた時には、山本監督は「あいつらの方が何倍もスライディングしていたぞ」と叱咤(しった)した。チームはつまずきながらも、その度に壁を乗り越え、確実にたくましさを増してきた。
今回はこれまでのような格下相手とは違い、五輪というハイレベルな舞台。実際、パラグアイは強かった。だが持っている力に差はない。ただし、日本はそれを出し切れなかった。
この日も本領を発揮し始めたのは、2−4とされた後からだった。後半27分にポストを直撃した高松のヘディングシュートなど相手ゴールに迫った。36分には田中達の折り返しを大久保が右足で決め、初めて流れの中から得点を奪った。
山本監督は「やれば出来るということは証明した。だからこそ前半が残念」と言った。イタリア、ガーナと強豪との対戦が続くだけに、この敗戦は痛い。(共同)
[2004/8/13/13:13]
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