中野、スーパーE「月面」も実らず/体操
<体操>◇23日◇種目別決勝
体操男子種目別決勝の平行棒で、中野大輔(21=九州共立大)は自分らしさを発揮しながらも5位に終わり、メダルには手が届かなかった。
種目別決勝は、スペシャリストによる一発勝負。「土壇場になれば、自分の力を出せる」と中野は強気だった。世界でも数人しか成功していないスーパーE難度、平行棒での月面宙返り降りは、この日のために練習してきた。中盤をまとめ、自慢のフィニッシュへ。空中姿勢がわずかに乱れ、左足が半歩動いた。
少しためをつくってから晴れやかな笑顔で両手を挙げる、五輪金メダリストの森末慎二さんに学んだポーズ。だが、9・762点。「会心の出来だったけど、審判員の心をつかめなかった」。5位の評価に不満そうにつぶやいた。
団体総合の金は取ったが、今大会は苦い思いも残った。「今日を境に絶対に誰にも負けたくないという気持ちになった」。中野の誰も追いつけない世界に挑む気持ちに、改めて火が付いた。
[2004/8/24/13:57]
|