16歳パターソンが個人総合V/女子体操
<体操>◇19日◇女子個人総合
16歳の新鋭カーリー・パターソン(米国)が体操の華、女子個人総合を38.387点で制した。スベトラーナ・ホルキナ(ロシア)が2位、張楠(中国)が3位に入った。
3種目を終えてトップに立っていたパターソンは、最終種目の床運動の終末技で力強い後方屈伸2回宙返りを鮮やかに決め、9.712の高得点をマークして快勝した。フロアを降りるとコーチたちと次々に抱き合い、感涙にむせんだ。
昨年の世界選手権は2位。ホルキナの優雅な演技に屈したときに、五輪の舞台での雪辱を誓った。「金メダルを取るためにアテネにやってきた。とても幸せ」。毎週30時間以上の練習が裏付ける安定した演技を貫き通した。
2種目目の段違い平行棒までは4位。得意種目の平均台で首位に躍り出た。脚力の強さを存分に発揮し、台に吸い付くような演技。最後はオリジナル技のスーパーE難度、後転跳びからの体をひねった前方2回宙返り下りで9・725の高得点。流れを一気に引き寄せた。
元体操選手の母ナタリーさんの影響で6歳から体操を始め、12歳でナショナルチーム入り。昨年の世界選手権はともに最年少で代表入りしたメンメルと団体総合優勝に貢献し、体操が人気競技の米国で一躍、脚光を浴びた。
84年ロサンゼルス五輪で優勝した伝説のメアリ・ルー・レットンにあこがれ、伝説の人以来、米国からは5大会20年ぶりの「クイーン・オブ・ジムナスト」となった。「五輪に出ることを夢見ていた。厳しい練習を積んできたし、自分の技術を信じていた」。アメリカンドリームを実現した喜びに、きらきらと輝いていた。
[2004/8/20/12:07]
写真=女子個人総合で優勝し、祝福を受けるパターソン(共同)
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