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神話の街から
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2004年8月26日付紙面から

午前5時、私は警官に身柄を拘束された

 アテネで警官に身柄を拘束された。大会開幕前の10日、午前5時ごろだった。日刊スポーツが拠点にするメーンプレスセンター(MPC)に向かう途中、市内の銀行のATM前でタバコを一服していると、突然2人の警官が姿を現した。Tシャツに短パン、大きな段ボール箱を抱えていた私は、近くに止めてあったパトカーに連行された。

 「あそこで何をしていた? 箱の中身は何だ?」。1人が聞いてきた。外国人と分かったためか言葉は穏やかだったが、目は笑っていない。腰には回転式の拳銃が見える。金属探知機で私と箱を入念にチェックする。「オレがいったい何をした。タバコがいけないのか? ポケット吸い殻入れもちゃんと持ってるぞ」。つたない英語で言い返す。声が少し震えていた。その後、やり取りすること約20分。箱の中身と状況を説明してやっと解放された。

 中身はカップめん40個だった。記者たちに差し入れようと、日本からの経由地パリで手に入れたものだ。苦労してアテネに持ち込んだのに簡単には手放せない。やっとMPCにたどり着くと、日本からこんな情報が届いていた。「外務省がギリシャを訪れる日本人にATMには近づくなと警告している」−。人が集まるATMはテロの標的になりやすかったのだ。

 のんびり、おおらかなギリシャだが、こと大会警備に関しては人と金をかけている。私のいでたちを考えれば仕方なかったのだろう。私が警官だったら? 当然同じように私を拘束し、段ボール箱を不審物として没収していただろう。【山口晃】



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