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神話の街から
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2004年8月24日付紙面から

北島よソープになるな

 アテネで初めて金メダルに触れた。競泳平泳ぎで2冠を達成した北島康介(21=日体大)の一夜明け会見。「金メダルに触わらせて」とのぶしつけな頼みに、全く嫌がらずに「いいですよ」と応えてくれた。十数人の取材陣が2つの金メダルを取り合うように触った。

 北島はアテネで、日本ではあまり見せない人間くささを見せてくれた。100メートルのレース直後に号泣した。米国から泳法違反のクレームをつけられた時は「絶対に負けられねぇ」とべらんめえ調でまくし立てた。最終種目のメドレーリレーで銅メダルを取った時は「金の価値がある」と会心の笑みを見せた。

 取材規制の多いアテネの方が、本当の北島が見えたような気がした。なぜか。最近はスポーツ選手も続々とマネジメント会社と契約した。するとパブリシティーを考えてか、ざっくばらんな会話の場をあまり設けなくなる。差し障りのないコメントだけで取材制限。北島も同様で、日本オリンピック委員会(JOC)の規制だけの五輪に比べて、国内での接触の方が難しくなりつつある。

 冒頭の会見で、北島はジャージーのポケットに金メダル2個を無造作に突っ込んできた。「箱がないんですよ、これ」。そんな態度からは、五輪金メダルが最終目標ではないとの姿勢が伝わってきた。アテネで商品価値の上がった北島の人間的な一面を国内で見ることは、これまで以上に大変になるだろう。ソープのような優等生なイメージだけでは面白みがないし、人間的に魅力のある北島だからこそ、ソープになって欲しくない。【田口潤】



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