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広部玄のイケイケ
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2004年08月13日付紙面から

狙われる日本人観光客

 五輪を見に来る日本人が狙われている。テロばかりの話ではない、ギリシャでは最近、日本人をターゲットにした「だまし犯罪」が増加している。ぼったくり店はもちろん、警察の職務質問のふりをして、金銭を奪う「ニセ警官」の手口も現れた。日本大使館によると、8月上旬にも被害者が出たばかりだという。日本人を狙う実態を探ってみた。

写真 「アテネのへそ」といわれるシンタグマ広場。午後11時ごろ、ビルの陰をうろついている中年男性3人がいた。うち1人、自称ギリシャ人の小太りの男が「ニホンジン? オー、ナカタヒデトシ(中田英寿)知ってる」と急接近してきた。

 顔がニヤけているが目は笑っていない。「よく知ってるね」と突っ込むと小太り男は、流ちょうな日本語で「おー、あなたトモダチね。ニホン、サッカーアジアカップ強いね。中国とやったね。その前はバーレーンに勝ったね。ツヨイツヨイ」と最新の日本情報を連発しだした。

 こちらが興味を示したとたん、本題に入った。「あそこの店行こう。いい女いるよ」。断ると、腕をひっぱり「ダイジョブ。女いる」。「忙しい」「金もない」と言うと「カードで構わない」。「カードもない」というと「ノープロブレム。明日払えばいい。1杯飲め」としつこい。「CLUB○○」と書かれた店の入り口につれていかれそうになり、強硬に入店拒否すると、男は「チッ」と舌打ちして去っていった。

 実はここ、付近で有名な「ぼったくり店」らしい。近くの店員は「あそこは必ず単独の男性を連れ込む。水を飲んだだけで、すごい額を請求されるよ」。1、2杯で日本円で5万〜数十万円要求されることもあるとか。日本人狙いのぼったくり店もあるのだ。

 五輪を目前にして日本人を標的にした新手の犯罪も増えている。日本大使館に聞くと、8月7日、アテネ中心部の観光地で「ニセ警官」が出現し、日本人が金を奪われたばかりという。「ニセ警官は今年だけで6月など数件、日本人の被害が報告されています。2人1組、私服姿が多く、路地で『薬物の捜査中だ』と日本人の単独旅行者にニセの手帳を見せ、所持品検査のふりをして金を抜き取るのです」(担当者)。

 ギリシャ警察は日本人の被害を把握しているのだろうか? アクロポリス警察署を直撃すると、広報担当官はムッとして「だいたいニセ警官なんてアテネには絶対いない !  ギリシャ人がするわけないんだ」と逆ギレされた。

 広場に戻って五輪警備中だった警察官とニセ警官の情報について話した。一応「ところで、警察手帳持ってる」と聞いた。「え? 今日は持ってないんだ」だって。本物でこれでは…ちょっと心配。


◆厳戒ぶりメモ

 日本大使館によると、日本人がよく遭う犯罪は、睡眠薬強盗。外国人男から睡眠薬入りジュースやクッキーをすすめられ、眠った後金銭を奪われる。ビジネスマン風の男が日本人女性旅行者に金を借りてそのまま消える寸借詐欺も。いずれもアクロポリス遺跡、シンタグマ広場などアテネ中心部の観光地で被害が目立つ。五輪期間中、約1万人の日本人がギリシャを訪れるとみられ、日本大使館では7月から約1万部「ギリシャ安全の手引き」を配布。「日本人が狙われる犯罪はいろいろある。各国から多くの人が集まる五輪期間中は注意を」と呼びかけている。




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