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広部玄のイケイケ
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2004年08月12日付紙面から

豪華客船も選手村も近づき放題

 「超厳戒」「史上空前」と報じられている五輪の警備。街はどれくらいピリピリしているのだろう。警備の厳しそうな場所で、勝手にセキュリティーチェックを敢行 !  多数のVIPが泊まる「豪華客船ホテル」のある港では、海上警備は厳重だが、陸からは船の近くまで簡単に接近できてしまった。選手村でも、日本関係者住居棟が見える場所まで一般人でも意外に近づけた。ありゃりゃ。

写真 まず最高レベルの厳戒が伝えられる、選手村へ一般の観光客として接近してみた。アテネ北部、パルニサ山ふもとだ。

 どこまで近づけるか。タクシーで村南西部から北上して接近する。銃を持った兵士が点々と立っているが、何も言われないのでズンズン進めた。村まで約200 メートル の地点で降りて徒歩で村方面へ。

 そのまま歩くと、あら、あっさり選手村の目の前にゴールイン。期間中約1万6000人の選手、役員が宿泊。緊張して接近したが、ノーチェックで村まで来られてしまい、正直拍子抜けだ。周辺路上にも、警察や兵士の数はあまり多くない。門の前にいた兵士も「村の周囲を囲む道路の中央線から外側なら歩いていいよ」とのんびりした様子。

 よって道路の反対側歩道を自在に歩き回ることにした。村エリアの様子はバッチリのぞき見≠オ放題じゃないか。

 村敷地内の少し奥には、日の丸の旗がベランダから垂らされた棟が見えちゃった !  日本選手か関係者宿舎であろう。ちょっと待てよ。今回の五輪でギリシャ政府は、テロに狙われる危険性がある国として米、英、イスラエルを1番目。日本は2番目の危険度に指定している。なのに「あそこは日本人の棟だな」とこんな簡単にバレていいのだろうか? 

 次は、アテネ南部のピレウス港へ。ここには豪華客船が集まってきて、大会期間中にはブッシュ米大統領の「パパ」のブッシュ元大統領やブレア英首相、各国VIPら約1万人以上が宿泊予定の豪華客船ホテルとなるエリア。選手村並みの超厳戒地区のはずなのだ。

 だが…港内の海沿いの道を車で進む。兵士の検問は1カ所あったが、怪しい人相のはずなのにノーチェックで通過してしまった。気付けば客船の1隻「オーシャンカウンティ号」から数十 メートル の距離まで来られちゃった。それ以上は門があり進めなかったが、船の周囲に警備兵らは見当たらない。船の側面に建つターミナルビル2階ベランダにはパスポート提示だけで行け、そこからは豪華客船の船内が丸見えでした。

 ピレウス港では、船による自爆テロ防止用の浮輪を多数浮かべるなど、洋上厳戒態勢を敷いているが、陸側からは巨大船のふところに簡単に接近できたぞ、ギリシャ当局。

 地元紙記者がポツリ。「マスコミを集めた時だけ、厳戒ぶりを強調した映像を撮影させるのよ」。もちろん、開幕ともなれば、文字通りの超厳戒態勢になるのだろうが。一抹の不安を感じてしまった。


◆厳戒ぶりメモ

 ギリシャ政府は五輪史上最高の10億 ユーロ (約1350億円)の警備費と、計約7万人の警察、兵士ら警備関係者を投入した。選手村周辺など6カ所には五輪期間中、地対空迎撃ミサイル、パトリオットを配備。生物・化学・核兵器に対応するNATO(北大西洋条約機構)軍特殊部隊もギリシャ入りした。例えばピレウス港だけで約2000人の沿岸警備隊が警備にあたっているほど。ブルガラキス公安相は先月末「安全対策には絶対の自信を持っている」と宣言した。



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