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Dr,平石貴久のアテネを診る
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2004年8月27日付紙面から

日本にも財産育てる「スポーツ省」を

 誰よりも遠くへ。そんな思いを胸に、男子ハンマー投げ銀メダルの室伏広治選手(29)は4年間を過ごした。その間の汗と涙の量を誰が知ろうか。

 銅メダルの野球、松坂大輔投手(23)は、シーズン当初の不調に必死で立ち向かい、キューバ戦のマウンドに全精力と誇りをかけた。そして中村紀洋内野手(31)は、メジャーへの夢を断ち切って日の丸にかけ必死にプレーした。多くの若者が、この日、この瞬間のためにアテネにやってきた。何度もの負けられない戦いを経て。

 最後の戦い(3位決定戦)に臨む長嶋ジャパンの勇姿を見ながら、スタンドで日本選手団の名簿に目を落とした。この4年間、新聞やテレビで顔なじみになった顔、顔、顔。それぞれの夢の舞台が、すべての思いがこの暑い夏の日差しの中で燃えていく。両手を高く掲げる者、肩を落とし涙する者…。

 スポーツドクターを志してはや12年の月日が流れた。選手と一緒に歓喜したことも、悔し涙で言葉を失ったことも、選手を思うあまりに叱咤(しった)したこともあった。彼らの成長と活躍とともに私も育ててもらったような気がする。夢を追うスポーツ選手たちとかかわり合えて、本当に幸せと思う。アテネで奮闘した、数え切れないたくさんの選手にも「お疲れさま、心からありがとう」と言いたい。

 今やスポーツは日常になっている。毎日、世界中で健康増進の目的からビッグゲームまで、多くのスポーツが行われている。また、私たちは好きなチームや選手の活躍を話題とし、日常生活のパワーの源にしている。

 願うことがある。日本の政府にも早く「スポーツ省」ができないだろうか。選手の育成、正しい知識、そして選手たちのセカンド・ライフまで考えるような組織が。スポーツは、選手は、日本の財産なのだから。(平石クリニック院長)

(おわり)

平石貴久(ひらいし・たかひさ)1950年11月4日、鹿児島県生まれ。東京・六本木「平石クリニック」院長。専門は内科、スポーツ医学など。サッカー、野球、陸上、ゴルフ、格闘技など多岐に渡る種目で選手、チームの健康管理を担う。



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