ドーピング再検査のアヌシュが引退表明
アテネ五輪の陸上男子ハンマー投げで優勝したアドリアン・アヌシュ(ハンガリー)が26日、ドーピング(薬物使用)疑惑で騒がれていることに関し、書簡で「尊厳を傷つけられたため、引退する」と発表した。AP通信がブダペスト発で伝えた。
アヌシュは、ドーピング違反で男子円盤投げの金メダルをはく奪されたローベルト・ファゼカシュ(ハンガリー)とともに、既に帰国しているが、姿は現していない。再検査を行う方針の国際オリンピック委員会(IOC)から所在を報告するよう求められている。
アヌシュのスポークスマンは「一連の出来事でアヌシュは深く傷ついた。彼は帰国後に屈辱を受けることに耐えられないようだ」と述べた。
[2004/8/27/00:10]
|