妨害されてもレース完了しないと救済なし
女子100メートル障害決勝で進路を妨害されたイリーナ・シェフチェンコ(ロシア)が救済されなかった件について、国際陸連(IAAF)は25日、同選手が途中で止まってしまいレースを完了しなかったためとの見解を示した。
24日の同決勝では5コースのペルディタ・フェリシアン(カナダ)が1台目のハードルで転倒した際に、6コースのシェフチェンコにぶつかり進路を妨害。ロシア陸連はシェフチェンコを救済して、再レースを実施するよう求めていた。
競技規則163条2項では、妨害を受けた選手の救済を認めているが、「通常そのような選手は誠実に競技を完了しなければならない」と明記しており、シェフチェンコは救済の対象にならなかった。
[2004/8/26/12:03]
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