アテネ五輪TOPページへ nikkansportscomホームへ



五輪TOPページへ

五輪サッカーページへ

五輪野球ページへ

五輪競泳ページへ

五輪陸上ページへ

五輪柔道ページへ

五輪日程&結果へ





  写真ニュース
  メダル獲得状況
  コラム一覧
  選手名鑑
  競技場ガイド
  紙面から
  nikkansports.com
陸上タイトル
 nikkansports.com > ATHENS2004 > 陸上 > ニュース 


沢野、鳥人へ「地獄からはい上がった」

 「鳥人」セルゲイ・ブブカ選手にあこがれていた少年が成長を遂げ、アテネの空を華麗に舞った。棒高跳びで日本人として20年ぶりに決勝進出を果たした沢野大地(23)。父が病に倒れたとき「おやじのために跳ぶ」と言って臨んだ大会で見事に優勝した。そんな強い思いをこの日も発揮。足がつりながらも「何が何でも跳ぶ」と障害を吹き飛ばした。

 「奇跡です。ラッキーなだけ」と表情はいまひとつさえない。5メートル65で2回失敗。後がない3回目、バーにかすりながらも辛うじてクリア。決勝進出の条件となる5メートル70の跳躍につなげた。「地獄からはい上がった」。

 小さいころは食が細く、近所の人が「走ると骨が折れるのでは」と心配するほどスリムだった。長距離走が得意な男の子は千葉県印西市の中学校で陸上部へ。当時の顧問岩井浩さん(43)が熱心に指導していた棒高跳びと出会う。「のみ込みが早く、ポールを最初から難なく使いこなした」。

 「ブブカは観客を巻き込んで自分の世界をつくる。すごいんだから、お父さん」。世界記録保持者が来日した際、観戦に行った息子が感激していたことを父照夫さん(54)ははっきり覚えている。

 日大3年だった01年9月、照夫さんがくも膜下出血で倒れ、一時は命も危ぶまれる状態に。「いつも応援に来てくれてたから、大会でいい記録を出したらきっと喜んでくれる」と考えた。

 記録が低迷していた時期だったが、翌月の大会で学生新記録を出して優勝。表彰状を病室に持っていった。大会のビデオも何度も見せた。「わたしには当時の記憶がないけど、後で聞いてホロッときた」と今はすっかり元気になった照夫さん。

 岩井さんは「優しくておとなしい子だけど、ポールを持つとガラッと性格が変わる」。昨年の世界選手権では決勝に進みながらも肉離れで棄権を余儀なくされ、スタンドの壁に額を押しつけて号泣した。27日夜(日本時間28日未明)、その「借り」を返す跳躍に挑む。(共同)

[2004/8/26/11:34]



 ニュース一覧 記事バックナンバー 
種目別結果へ

五輪ピックアップ
あの感動をまるごと激写!
ロス抜き過去最多メダル!
後藤新弥のDAYS’
Dr.平石貴久のアテネを診る
広部玄のイケイケ
神話の街から
セルジオ越後辛口コラム



前のページへ戻る このページの先頭へ
五輪TOP | サッカー | 野球 | 競泳 | 陸上 | 柔道 | 日程&結果
写真ニュース | メダル獲得状況 | コラム一覧 | 選手名鑑 | 競技場ガイド | 紙面から
nikkansports.comに掲載の記事・写真・カット等の転載を禁じます。
すべての著作権は日刊スポーツ新聞社に帰属します。