ラドクリフ「最後は路上でもがいていた」
22日の女子マラソンで優勝候補と目されながら途中棄権したポーラ・ラドクリフ(30=英国)が23日、敗戦の衝撃を語った。英BBC放送との単独インタビューに応じたもので「身体的には問題ない。昨日、何が起きたかを理解しようとしているところ」と述べ、まだ心の整理がついていない状況を説明した。
その上で「スタート時は、体調はそれほど悪くはなかった。坂の上り始めも(暑さなどの)コンディションは気にならなかったが、15から20キロのあたりで足の感覚がなくなり、最後は路上でもがいていた。みんなをがっかりさせてしまった」と涙ぐみながら話した。
15キロ過ぎでは先頭集団を引っ張る位置にいたが、実際は足の感覚がなくなり厳しい状態だったようだ。その状況下では25キロ過ぎの野口みずきのスパートには、ついていけなかったのも当然かもしれない。
23日付の英主要各紙は、ラドクリフのレース棄権直後の涙顔などを1面で載せ、英国民の衝撃の大きさをうかがわせた。
[2004/8/24/01:04]
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