1児の母ヌデレバ底力で銀/女子マラソン
<女子マラソン>◇22日
優勝にはあと一歩届かなかったが、昨年の世界選手権覇者ヌデレバ(32=ケニア)が底力を示した。
野口の猛烈なスパートに対応できず、30キロ地点では37秒差の4位に落ちた。しかし、下りに入ってから持ち前の勝負根性を発揮。ラドクリフらをかわし、ゴールのパナシナイコ競技場では野口に約60メートル差まで詰め寄った。
シドニー五輪は層の厚いケニアチームの補欠だった。その悔しさを原動力に、01年のシカゴ・マラソンで2時間18分47秒をマーク。高橋尚子の2時間19分46秒を抜く当時の世界記録を樹立した。
32歳で1児の母。目標だった五輪で2位に入り「厳しいレースだったから、銀メダルを獲得できてとてもうれしい」と笑顔を見せた。
[2004/8/23/11:25]
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